薄毛は男女ともに悩みの種となりがちです。
そのため薄毛改善にはどのような事をすべきなのかという情報が溢れかえっています。
しかし、情報が多すぎると真偽を判断するのは難しくなるもの。
世に蔓延する薄毛改善方法の中には根拠も効果もない方法があります。
間違った方法は、改善どころか症状を進行させてしまうこともあるので、知識の見直しは薄毛対策の第一歩です。
薄毛改善には「血行を良くすること」という説があり、血行を改善させる食事やマッサージがよく紹介されていますが、
実際の効果はどの程度あるのでしょうか。
毛根には毛母細胞というものがあります。
この部分が毛乳頭から発毛の指令を受け取ることで分化・増殖し、髪が生み出されるのです。
毛母細胞の細胞分裂に必要な栄養は血流に乗って送られるもの。
しかし、血行が悪いと十分な栄養を頭皮に与えることができず、効果的な細胞分裂が行われなくなる
ので、発毛が
滞ってしまいます。
つまり、血行を良くすることは発毛のメカニズムを適切に行わせるために不可欠だと言ってもよいでしょう。
頭皮は髪が生える部分であるため、頭皮が血行不良だと髪が生えづらいというイメージは掴みやすく、頭部のみに血行改善対策を行っている方がいます。
しかし、頭部に栄養を送るためには体全体の血行改善が大切です。
特に肩や首のコリは薄毛に直結すると言っても過言ではないでしょう。
コリは血行の低下が原因で起こるもの。
頭部と最も近い首・肩の血行不良は、発毛・育毛に必要な栄養や酸素を滞らせて
しまいます。
また、固い筋肉も血行を悪くする原因です。
筋肉は血行を促進させるポンプのような役割を持っているのですが、この機能を十分に発揮させるためには、筋肉が柔らかい状態である必要があります。
しかし、デスクワークなどでずっと同じ姿勢を続けていると体が固まってしまい、肩こりや腰痛を引き起こしてしまうのです。
仕事中でも少し時間をとってストレッチを行い、筋肉が固まるのを予防しましょう。
血行の改善は頭部の育毛環境を整えることに繋がるため、薄毛の対策として効果があります。
大切なのは髪が生える土台作り。
薄毛が気になってきた方は対策の一環として、まずは血液の流れをスムーズにしていくことをオススメします。