薄毛改善には「血行の改善」が重要な役割を果たすと前回紹介させていただきました。
しかし、改善と言われても、自分の血流・血管の状態を目で確認することは難しく、
どのようにすれば血行にアプローチをかけるのかが分からないという人も少なくありま
せん。
今回は日常生活で簡単にできる血行の改善方法をご紹介いたします。
血中コレステロール値が高まると血流が悪くなります。
高カロリーの食事ばかりしていると血行が悪くなっていく一方です。
血行改善には次の栄養素を積極的に摂取しましょう。
ビタミンE
ほうれん草やかぼちゃ、いわしなどに含まれるビタミンEは、コレステロールが活性酸素によって酸化し、血管壁にくっつくことを予防する役割があります。
ビタミンC
血中コレステロールの代謝を促進させ、鉄の吸収を助ける作用のあるビタミンCは、サラサラの血液を構成するのに重要な存在。
パントテン酸
水溶性のビタミンで、ビタミンB群に位置します。
善玉コレステロールを増やす役目があるのですが、不規則な生活やストレス、喫煙・アルコール
などで不足しやすい栄養です。
レバーや納豆、タマゴ、アボカドに多く含まれています。
血行が悪くなると頭皮は硬くなるもの。
自分の頭皮をマッサージした時に痛みが生じる、感覚が鈍い場合は血行が悪い可能性が高いです。
以下の頭皮マッサージを行って血行の促進を図りましょう。
・こめかみ付近に親指以外の4本の指をあて、親指は後頭部に固定。
・4本の指で円を描くようにマッサージ。爪を立てずに指の腹で優しく指圧すること。
・血流は下から上に流れているので、マッサージ部位を少しずつ上にずらしていく
1日5分前後が目安となります。
頭皮のマッサージで負荷が高いほど効果があるという誤解があり、強くこすったりブラシで叩く人がいますが、
頭皮を傷つける可能性があるので逆効果。
優しくマッサージすることが大切です。
首や肩のコリも栄養素の運搬を阻害するため、ヘッドマッサージばかりに固執せず、全身を労わってあげて下さい。
筋肉は心臓から送られる血液を送り返すポンプのような役割を持ちます。
筋肉量が低下すると、血液の巡りが滞るようになり、血行が悪くなってしまいます。
だからといって日頃から運動をしていない人にとって、「運動をする」というのはハードルが高いもの。
日常で簡単にできる見直しポイントは「歩く」という動作です。
通勤や買い物などで気づかないうちに運動をしているのですが、負荷が弱すぎるため血行促進の効果が得られていないのが現状ではないでしょうか。
これからは血行改善を意識し、今までよりもちょっとだけペース上げて大股で歩いてみたり、
エレベーターなどに頼らずに階段を使用するのもオススメです。
「筋肉を動かして歩いている」というイメージを持って歩くだけでも運動の効果は大きく変わってきます。
生活に取り入れやすい血行改善の方法だと言えるでしょう。