女性の薄毛は男性とは異なり、原因が複雑に絡み合っていることが多く、さまざまな原因が考えられます。その原因のひとつが「夜更かし」。夜更かしは髪だけでなく、お肌や全身の健康にも悪影響を与える諸悪の根源。夜型の生活になってしまっている方は、夜のテレビやスマホは早々に切り上げて、早寝早起きの生活スタイルを変える意識をしてみましょう。
夜更かしと薄毛の関係、そして早起きして行いたい「髪にやさしい朝活(=朝の時間に行う活動)」をご紹介します。
人間は、約24時間周期で変動する生理現象である「サーカディアンリズム」にコントロールされていると言われています。このサーカディアンリズムとは、陽が昇ると活動し、日が沈むと休むというリズム。いわゆる、体内時計と言われているものです。
朝日を浴びることで脳に命令が下され、体が活動を始めます。しかし起床時間が不規則になるとサーカディアンリズムが崩れてしまいます。これが原因で神経の活動が乱れて成長ホルモンの分泌が滞ってしまうことが、薄毛を引き起こす原因のひとつであるとされているのです。
成長ホルモンの分泌がもっとも促進されるのが22時~翌2時とされていますので、この時間にきちんと睡眠をとることが、健康な毛髪をつくるカギとなるのです。
早寝早起きをすることで、朝の時間にゆとりが生まれます。その時間を利用して、さらに頭皮や毛髪に良い習慣を身につけるのがおすすめです。前述の通り、朝日を浴びることで体が目を覚ましますので、起床したらカーテンを開け、朝日をたっぷり浴びましょう。
一日の始まりには、体を動かすことがおすすめです。外に出てウォーキングやジョギングをしたり、ヨガをしたりすることで、交感神経を刺激します。さらに運動をすることで筋力がアップし、血流も良くなります。肺活量もアップすることで酸素をたくさん吸い込めるようになるので、頭皮にたくさんの血液や酸素が行き渡り、頭皮が健康に。朝の運動は良いことばかりです。
現代人は朝ごはんをきちんと摂らない傾向にあります。朝よりも夜の食事をしっかりと摂るという方がほとんどですが、本来サーカディアンリズムでは夜は休む時間帯。夜よりも朝に摂る食事のほうが効果的で、体に良いといえます。食事を摂ることで体が「活動モード」に切り替わり、脳にもエネルギーが届くので、効率的な活動を行うことができます。
朝食メニューには、「日々の食事・運動・マッサージで血行を促進」でもご紹介したように、薄毛治療に効果的な栄養素であるビタミンBや鉄分、パントテン酸を含むホウレンソウやかぼちゃ、納豆やたまごなどを積極的にとり入れてみてください。
朝活で体を動かしたり、時間にゆとりができたりすることはストレス解消にも役立ちます。薄毛でお悩みの方は、まず日々のリズムを整えて健康的に過ごすことから始めてみましょう。それだけでは補えない専門の薄毛治療・対策は、私たち東京国際クリニック/医科にお任せください。
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