頭皮は非常にデリケートです。毎日のシャンプーで清潔に保っていても、頭皮にかゆみを感じる場合は何らかのトラブルが起こっているかもしれません。そのまま放置しておくと、薄毛や抜け毛の原因にもなりかねないので、早めの対策が大切です。頭皮のかゆみと薄毛・抜け毛の関係についてご紹介します。
秋冬になると頭皮がかゆくなる……という心当たりがあれば、そのかゆみは乾燥によるものかもしれません。頭皮のかゆみを引き起こす原因はさまざまですが、乾燥はもっとも多い原因と考えられています。季節に関係なく、シャンプーのしすぎや洗浄力の強いシャンプーなどを使用することで、頭皮の皮脂や水分が奪われ、乾燥してかゆみが起こる原因にもなります。
その他にも頭皮のかゆみの原因としては以下のようなものが考えられます。
かゆみをともなっている頭皮は、何らかの炎症を引き起こしている可能性があります。炎症した状態の頭皮は健康な毛髪を育てにくいうえ、抜け毛も増えやすくなっています。頭皮が健康な状態でなければ、髪の毛も健康に育てることはできないのです。薄毛や抜け毛を防ぐためにも、頭皮のかゆみには早めの対策が必要です。
すぐにできる対策としては、頭皮を清潔に保つこと。汚れを翌日に持ちこさないためにも、翌朝ではなくその日のうちにシャンプーをするようにしましょう。整髪料やトリートメントなどが残らないようにしっかりとすすぐことも忘れずに。ここで注意していただきたいのが、洗いすぎて乾燥を招いてしまうことです。清潔に保つためといっても、洗い過ぎは頭皮の乾燥を招いてしまうため、シャンプーは一日一回に留めるようにしましょう。
また、頭皮の雑菌を繁殖させないためにも、髪の毛を濡れたまま放置せず、きちんとドライヤーで乾かす習慣を身につけましょう。
頭皮のかゆみは放っておくと、湿疹や炎症、フケの発生などにつながりかねません。そして頭皮環境が悪くなることで、健康な髪の毛が作られなくなり、薄毛や抜け毛につながります。たかが「かゆみ」と安易に考えず、早めの対策を行うことが大切です。