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よくある症状

今も昔も“髪は女性の命”

薄毛に限らずパサついた髪や痛んで退色してしまった髪はそれだけで疲れたイメージを与えるもの。
おしゃれのために繰り返すカラーリング、日々の生活におけるストレスや紫外線など、現代社会を生きる女性の髪は過酷な環境にさらされています。
平安時代や江戸時代から「髪は女性の命」と言われるように、薄毛は多くの女性を悩ませています。
ここでは、女性の薄毛の種類とよくお問合わせいただくお悩みをご紹介いたします。

よくある症状

瀰慢(びまん)性脱毛症

よくある症状・お悩み抜け毛の症状が均等に広範囲にあらわれ、頭髪全体が薄くなり頭頂部や分け目などの皮膚が透けて見えるようになるのが特徴です。一般的には30代後半以降の女性に最も多くみられる脱毛症です。

原因

瀰慢(びまん)性脱毛症の原因は老化やストレス、極端なダイエットや経口避妊薬(ピル)、過度のヘアケアなど様々です。1日3食バランス良く食事を行ったり生活様式の見直しを行うことと育毛剤、サプリメントで抜け毛を抑えて改善を行います。

女子男性型脱毛症(FAGA)

FAGA 男性の薄毛の症状として有名なAGA(男性型脱毛症)ですが、近年、女性にもAGAと同じように特異な抜け毛のパターンを有するFAGA(女子男性型脱毛症)の方が増えています。FAGAの抜け毛の特徴は、前頭部や頭頂部から薄毛が進行するため、びまん性脱毛症の症状とは異なります。
FAGAは、1990年代にはじめて分かってきた脱毛症のため、女性の脱毛症の種類としてまだまだ認知されていませんが、びまん性脱毛症とFAGAによる脱毛症が女性の薄毛に対する原因の大半を占めております。

原因

遺伝的な要素もありますが、加齢などにより女性ホルモンが減少することで相対的に男性ホルモンが優位になることで発症します。女性ホルモンが減少をはじめる30歳以降の女性に症状として現れます。
男性のAGA治療は、抜け毛の原因となる男性ホルモンDHTを抑えるフィナステリド(プロペシア)を処方する内服治療が一般的ですが、女性には副作用があるため処方できません。そのため、FAGAの治療法は、髪をつくるための栄養素を補うサプリメントの処方や毛髪再生治療などの新しい治療に限られています。

分娩後脱毛症

産後に抜け毛が多くなる女性特有の脱毛症です。

原因

妊娠後期には、エストロゲンなどの女性ホルモンが増加するためヘアサイクルの成長期が延長され退行期に移行しなくなるため起こる現象です。分娩後ホルモンバランスは元に戻るため、成長期から一気に休止期に移行するため抜け毛が多くなります。
産後6ヶ月ほどの期間で徐々に回復するのでそれほど心配する必要はありませんが、高齢出産などで体力の回復が遅い場合などは自然回復がしにくいと言われています。

脂漏性(しろう)脱毛症

皮脂が毛穴を塞ぐことで毛穴周辺部や毛根が炎症を起こし抜け毛に至る脱毛症です。
しかし、皮脂で髪が抜けるというわけではなく、塞がれた毛穴周辺で頭皮の常在菌が異常繁殖し、抜け毛にいたります。

原因

ホルモンバランスの異常により過剰に皮脂が分泌されることが原因として発症しますが、脂漏性脱毛症になる方は少なく、非常にまれな脱毛症のひとつです

粃糠(ひこう)性脱毛症

乾燥したフケが毛穴周辺を塞ぎ、頭皮に炎症が生じ抜け毛に至る脱毛症です。多少のフケを伴った抜け毛は、粃糠性脱毛症とは異なります。

原因

脂漏性脱毛症と同様に、ホルモンのバランスなどによる影響で頭皮の角質異常により、角質が剥がれ落ち、大量のフケを発症することが原因になります。

牽引性(けんいん)脱毛症

ポニーテールのように髪を強く束ねたり、引っ張る状態が続いたときに発症する脱毛症です。ヘアスタイルの関係上、女性に多い脱毛症です。

原因

牽引による毛根への過度の負荷が原因で発症します。そのため、育毛剤の塗布などの対症療法を行っても発毛・育毛に繋がりません。髪型や分け目を変えることで悪化を防ぎましょう。

 

円形脱毛症

通常は何の前触れもなく、直径1センチから3センチ程度の円形に髪が抜け落ち、老若男女にかかわらず発症する脱毛症です。一般的には、時間の経過とともに自然治癒しますが、円形脱毛症は薄毛に対する治療法と異なるので、大学病院などの皮膚科を受診されることをおすすめします。

原因

円形脱毛症の原因は、自己免疫疾患が原因です。本来、自分の身体を守る免疫機能が誤って異常に機能してしまい自分の身体を攻撃してしまう病気です。

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薄毛の対策は日々の生活を見直すことから

仕事で食事を摂るのが遅くなる、睡眠時間が遅くなるなど、日々の何気ない生活が髪の成長を妨げている可能性があります。日々の生活習慣を見つめ直すことは髪の成長にとって非常に有効です。まずは、身近なことから見つめ直してみましょう。

今日からはじめる生活改善

Check1 食生活を見直しましょう!

髪はケラチンというタンパク質を主成分とし、さまざまな栄養素が補いあって髪はつくられています。そのため、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの成分は髪の成長に欠かせません。
過度なダイエットや偏った食生活は、髪に成長に悪影響を及ぼすので、バランスのよい食事を心掛けることが薄毛予防だけでなくキレイな髪をつくることにも繋がります。
特に女性が不足しがちな亜鉛や鉄分、ビタミンB群は、日常の食事に加えサプリメントなどで補ってあげることは非常に有効です。

Check2 十分な睡眠をとりましょう!

髪の成長には成長ホルモンが深く関わり成長ホルモンの分泌量が多いほど丈夫で健康な髪に成長します。
そのため、睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が減少し、髪の形成に必要なタンパク質の合成が十分に行われなくなることから薄毛の原因となってしまいます。
成長ホルモンが最も分泌される、午後10時から午前2時の間に睡眠をとることをおすすめします。

Check3 ストレスのため過ぎに注意しましょう!

働く女性が増えてきている今、仕事や人間関係など何らかのストレスを感じている女性は年々増加しています。過度なストレスは、ホルモンバランスや自律神経のバランスを乱し、血流の流れを悪くすることで毛母細胞に十分な栄養を送れず髪の成長の妨げになります。
そのため、ストレスをなくすことはできませんが、ストレスの発散を心掛けることはとても重要です。

Check4 たばこは極力控えましょう!

喫煙は、ニコチンなどの影響で毛細血管を収縮します。そのため、血流が低下し体温が下がります。
タバコを1本吸うと、皮膚の表面温度は2~3℃下がるとされます。
頭皮の毛細血管は影響を受けやすく、血流が悪くなるということは毛母細胞にも血液が届きにくくなります。結果、毛髪の成長に必要な栄養分や新鮮な酸素が不足し、抜け毛の原因となってしまいます。
喫煙は、髪だけでなく体に悪影響を及ぼすため、極力控えることをおすすめします。

Check5 髪の洗いすぎに注意しましょう!

脂漏性(しろう)湿疹や粃糠性(ひこう)脱毛症では、フケが増えることでどうしても洗髪を頻繁にしがちになってしまいます。しかし、それが頭皮の刺激になり炎症の増加や抜け毛の原因となることがあります。洗いすぎは頭皮の乾燥を招くだけでなく、頭皮本来の保護としての機能が弱くなり、頭皮がかぶれやすくなってしまいます。何事もすぎるのはよくありませんが、洗髪だけでなく洗顔にも同様のことが言えるので、まずは意識してみることをおすすめします。

薄毛は治療で解決できます。お一人で悩まずにご相談ください。

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