当院独自の毛髪再生医療「SAIMO」は、毛根を効果的に刺激することによって、自らの頭髪を蘇らせる治療法です。自然に仕上がるのが最大の特長ですが、治療の効果が現れるのは、生きている毛根に限られます。そして、一般的には、薄毛を5年間放置すると、毛根が弱くなってしまうので以前の状態に戻るのは難しいと言われています。
それに対し、死んでしまった毛根部分にも、豊かな髪の毛を取り戻せるのが「植毛治療」です。「植毛治療」は、すでに毛根が死んでしまった部分(頭髪の自然発毛がのぞめない部分)に自身の健康的な毛根を移植する治療法です。毛根自体を移植するので、髪が抜けた後もちゃんと新しい髪の毛が生えてきます。
担当するのは、東京大学医学部形成外科にて活躍後、当時日本最大手の美容外科クリニックにて指導医兼医療植毛部長として活躍した医長の峯岸です。美容医療の最前線で積み上げた圧倒的な症例数と確かな技術で多くの美容外科手術を執刀する傍ら、発毛・植毛治療の日々の治療に加え、日本臨床毛髪学会評議員として薄毛に対する再生医療分野に取り組む薄毛治療のスペシャリストです。
採取した毛根は、シャープペンのような形状の植毛器「Choi式植毛器」を使って、医師が1本ずつ丁寧に植えていきます。1本ずつ一人の医師が植えるため、毛流れに合わせた自然な生え際や頭頂部を再現できます。
「Choi式植毛器」を使用する代わりに、「FUT式植毛術」という方法を採用している医院もあります。これは、移植するための穴を医師があらかじめ空けておき、看護師などの医療スタッフが植えていく方法です。医師の拘束時間が短くなるため効率はよいのですが、仕上がりにはばらつきが出ることもあるようです。そのため当院では、可能な限り自然な仕上がりをご提供するため、最初の1本から最後の1本まですべて一人の医師が丁寧に移植を行います。
【Choi式植毛器とは?】
あらかじめ毛根を内部にセットしておくことができるので、先端部分で頭皮に小さな穴を空けると同時に植え付けることができます。
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■出血が少ない
■跡が残りにくい
■毛の流れや向き、角度を自由に調整できるので、自然な仕上がりが手に入る
植毛治療は、健康的な毛根を採取するため後頭部の皮膚を帯状に薄く切る必要があります。髪の毛で隠せる部分ではありますが、「傷跡が目立つのでは」と心配される患者様が多くいらっしゃいます。そこで当院では、そんな患者様のお気持ちに寄りそうため、後頭部の傷跡を極力目立たなくする縫合術を2つ取り入れています。それは、「トリコフィティックロージャー」と、「中縫い」です。どちらも、高い技術が求められますが、傷を極力目立たせずに仕上げることができます。
【トリコフィティックロージャー】
毛根を採取するために薄く切った頭皮の傷を縫い合わせる際、縫合線の間からも毛が生えるように縫い合わせる技術。これによって、傷跡が格段に目立たなくなります。
【中縫い】
皮膚の表面でいわゆる「波縫い」をするのではなく、真皮(皮膚の深い部分)を縫合する方法。皮膚を盛り上げるように縫うことで、縫合による皮膚の突っ張り感を和らげるとともに、強くしばっていないので糸の痕もほとんど残りません。
当院の植毛治療による毛根の定着率は、90~95%という高い水準を誇ります。そのポイントは、術者の深い知識と高い技術力にあります。
手術中に誤って毛根を傷つけてしまうと、せっかく移植をしても毛根がしっかり機能しません。担当医である峯岸は、圧倒的なオペ数を誇る専門医のため、移植する毛根を傷つけないメスの入れ方や植え方を熟知しており、患者さまからも高い評価をいただいております。